電子カルテによって医療のIT化が進んでいる

医療のIT化は病院などの医療施設にも大きく影響を与えており、その具体的な変化のうち一つが電子カルテです。カルテは医師が患者さんを診療した際に経過を記録しておくものですが、今までは紙に記載して管理されていました。電子カルテは電子化して利用するためPCなどを利用して作成し管理されています。この電子カルテは情報整理に強みを持ち、管理しやすいメリットがある反面デメリットもあります。ここではそんな電子カルテの特徴や、実際の現場での感覚、今後についてなどを紹介しています。
情報整理や管理の効率が上がるメリット
病院のIT化が進むと、看護師は電子カルテを扱う必要が出てきます。紙のカルテと比べると、PCスキルの高い看護師の人からするとかなり使い勝手が良いと感じる人が多いようです。紙のカルテは手書きで行うため、文字の判読が難しいケースなどもありますが電子カルテでは文字が判読できないということはありません。そして情報管理がとてもしやすくなるので、患者さんのカルテを探す際に患者さんの名前で検索をかけてすぐにたどり着くことができるなどのメリットがあります。
紙カルテにはないデメリットもある
電子カルテには紙のカルテとは違うデメリットがあります。紙のカルテは特に初期費用などはかかりませんが、電子カルテを利用して運営していくためにはとても高い初期費用をかける必要があり、この決して安くない導入コストがネックとなるケースがあります。そして情報が管理しやすいというメリットは言い換えると、悪用する際も容易である、という側面があります。そのため盗難された際のリスクは電子カルテの方が高いというデメリットもあります。
使いこなせている?看護師の電子カルテ事情
2015年の時点で電子カルテの導入率は58%と言われており、半分以上の医療施設で電子カルテが導入されていることがわかります。そのため医療施設で働く看護師の半分以上が電子カルテを扱っていることになりますが、電子カルテを使いこなせていないと感じている看護師の人も少なくありません。ここでは看護師の人たちが電子カルテに対して感じていることなど、看護師の電子カルテ事情を今後の展望とあわせて紹介しています。
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